はあと・フレンズ・ストアでは、障害のある人の多様な働き方を広く支援していくために、製品の開発、生産、販売の新しい事業モデルづくりをめざし、障害のある人、福祉施設、企業、学校、市民などが広く関わる新しい連携に取り組んでいます。そのひとつとして、株式会社フェリシモ様のご協力により、REBORNTH DREAMBOX PROJECTに参加することになりました。
本プロジェクトでは、株式会社フェリシモ様の企画不適合品を材料として活用させていただき、マロニエファッション専門学校の学生さんが商品企画・デザインを担当、商品の製造を京都市内の福祉事業所で請け負います。はあと・フレンズ・ストアは、試作品から商品化に向けての設計仕様の検討、アドバイス、生産管理のコーディネートをさせていただきました。
1)プロジェクト参加施設を公募
はあと・フレンズ・ストア5月度売上報告会(2012年6月14日)にて、フェリシモ×はあと・フレンズ・ストアREBORNTH DREAMBOX PROJECTの説明会を行ないました。フェリシモの山本様から、プロジェクトの概要説明、商品企画についてのアドバイスを頂戴し、第一弾としてブックカバーの企画を進める旨をご説明いただきました。マロニエファッション専門学校の学生さんの試作品を参考に、ブックカバーの試作品を作っていただける施設の公募を行ないました。
2)試作品の制作
約3週間の検討期間を設け、5つの施設に参加いただき、12個の試作品が集まりました。はあと・フレンズ・ストア、フェリシモ様で試作品のチェックを行い、本番生産に向け、生産体制の調整を行ないました。
3)本生産の製造過程を視察
初回生産はFSトモニーさんにお願いすることになり、8月2日、デザインを担当してくれた学生さんと共に、製造過程を見学に行きました。FSトモニーさんでは視覚などに障害のある方が着物や点字用紙の再利用商品を作製されており、ガイド器具や手の感覚を頼りに、ひとつひとつ細かな手作業で生産を行なっておられます。ブックカバーの完成品のレベルは非常に高く、デザインを担当した学生さんもフェリシモのスタッフの方も感激しておられました。
★株式会社フェリシモ REBORNTH DREAMBOX PROJECTのブログより
http://www.felissimo.info/kraso/act/rebornth/entry/201208post-33.html
★マロニエファッション専門学校 マロブロより
http://maronie.livedoor.biz/archives/2009031.html
ブックカバー生産の様子 フェリシモ山本様と学生たちの視察の様子