オリジナル商品 FUROSHIKI商品開発ストーリー2

(2)原画作者へのインタビュー・その2

続いては、「左手」の作者・石井陽子さん。
石井さんは、なづな学園という福祉事業所に所属されています。
なづな学園の中で最高齢の利用者さんで、今年(2016年)70歳になられたそうです。とってもお元気◎
普段は、編み物や陶芸をされており、昨年からは特に陶芸に熱心に取り組まれているそうです。
この日も陶芸作業を拝見させていただき、その後、いろいろお話をきかせていただきました。

◆「左手」はどのようにして生まれたのでしょうか?
石井さんは、毎月「ゆとり」(生活介護カリキュラム)の時間に、
臨床美術の作品を制作したり、京都造形芸術大学の学生さんたちと一緒に自由に創作したりしているそうです。
以前、みんなで、手に持ったリンゴを描いたとき、
石井さんはなぜかリンゴを描かずに手を描いたというおもしろいエピソードがあり、
今回の風呂敷原画公募に合わせ、手をモチーフにした絵を描こうと考えてくださったそうです。
2時間位で描きあげ、タイトルはスタッフさんと一緒に考えたそうです。

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◆ご自身の風呂敷を園長先生にプレゼントする心優しい石井さん
最近は陶芸の時間が大好きだそうですが、絵を描くのもとても楽しいそうです。
石井さんには商品化された風呂敷を3枚贈呈したのですが、
1枚はお部屋に飾り、1枚はご自身で使うそうで、
もう1枚は??と聞くと、なづな学園の園長先生にプレゼントされたとのこと♪
きっと園長先生も喜んでおられますね(^o^)

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◆言葉は少なくても、しっかり周囲に目を光らせるリーダー的存在
基本的には言葉数は非常に少ないのですが、常に周りの利用者さんの行動がとても気になる石井さん。
この日の陶芸中もしきりに周りを見ておられました。
誰が今何をしているか目を光らせ、時にはスタッフさんに情報提供。
さすがは年長者!締めるところは締める、大人の対応が素敵ですね。

なづな学園・最高齢の石井さんの作品が商品化されたことは、施設内でもビッグニュースだったそう。
表彰式の様子をみんなでビデオ鑑賞したり、
ご家族もはあと・フレンズ・ストアにお買い物に来てくださったりと、
周りに幸せをいっぱい届けてくれた石井さん。
土日はゆっくりホームで過ごすことが多いそうですが、お仕事は休まない働き者なんだそうです。
これからもまだまだ元気で頑張ってくださいねー!!

目次

FUROSHIKI商品開発ストーリー トップページ
(1)原画作者へのインタビュー・その1
(2)原画作者へのインタビュー・その2
(3)原画作者へのインタビュー・その3
(4)丸和商業株式会社 林社長へのインタビュー
(5)風呂敷 使い方あれこれご紹介
(6)もっと詳しく知りたい方のために・・・

※編集・インタビュー:ダブディビ・デザイン 柊 伸江

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